研究領域 | 脳内環境:恒常性維持機構とその破綻 |
研究課題/領域番号 |
24111547
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 浜松医科大学 (2013) 関西医科大学 (2012) |
研究代表者 |
矢尾 育子 浜松医科大学, メディカルフォトニクス研究センター, 准教授 (60399681)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
2013年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2012年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | SCRAPPER / シナプス / イメージング / 質量分析 / 老化 / 脳 / 脳内環境 / ユビキチン / 神経変性 |
研究実績の概要 |
Scrapper遺伝子改変マウス(コンディショナルノックアウトマウス)の作製を継続した。SCR-KOのnullマウスは確率的に死亡し、多くのKO個体が半年程度で死亡する。産仔数もメンデルの法則に従わず少ないことから、SCRAPPERが発生段階においても機能していることが予想される。致死の表現型を回避し脳に限定した機能を解析することができる、誘導操作可能なコンディショナルKOマウスの作製を試みている。前年度までにベクターの設計を行い、作製を開始しているコンディショナルKOマウスの作製を継続して行い、キメラマウスからジャームライントランスミッションを確認し、繁殖を行った。以上のノックアウトマウス作製は新潟大学との共同研究により行っている。 神経変性疾患モデルマウス脳の質量分析イメージングとしてScrapper変異マウスの脳を質量分析イメージングにより解析した。SCRAPPERのnullノックアウトマウス脳組織に対し野生型マウス脳組織との比較を試みた。得られる測定データは膨大であり、個々のマススペクトルを人の目で比較解析することはかなりの労力を要することから、統計学的手法を取り入れた解析を行った。 また、ヒト脳イメージングと神経変性疾患バイオマーカー分子の探索としてアルツハイマー病脳における脂質の変化を報告した(Yukiら、Sci Rep2014)。脳内物質の質量顕微鏡解析について総説(Romero GAら、Mass Spectrometry2015、武井史郎,矢尾育子、インナービジョン2014等)、第62回質量分析総合討論会第38回医用マススペクトル学会等で発表した。シナプス関連分子の解析について第37回日本神経科学大会で発表を行った。著書として遺伝子医学MOOK 26号に「質量分析イメージングによる脳内環境の可視化」を執筆した。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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