研究領域 | 脳内環境:恒常性維持機構とその破綻 |
研究課題/領域番号 |
24111552
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 公益財団法人大阪バイオサイエンス研究所 |
研究代表者 |
船曳 和雄 公益財団法人大阪バイオサイエンス研究所, システムズ生物学部門, 研究副部長 (00301234)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2013年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2012年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
|
キーワード | in vivo imaging / 基底核 / 報酬 / 忌避 / PKA / ERK / FRET / micro-endoscope / ミクログリア / 大脳基底核 / 線条体 |
研究概要 |
我々はCre-lox systemを使って大脳基底核線条体直接路、間接路投射ニューロン特異的にPKAあるいはERK FRETバイオセンサーを発現させたマウスを作成した。さらに独自に開発したFRET測定可能な顕微内視鏡を上記マウスの線条体に留置し、長期間、自由行動中の直接路、間接路投射ニューロンでのPKA及びERK活性変化を観察した。結果、コカイン投与などの報酬刺激に対して直接路投射ニューロンでPKA,ERK活性が上昇し、逆に間接路投射ニューロンではそれらが一過性の低下を示すことを見出した。またコントロールとして行った生理食塩水の投与では反応が小さいもののコカインとは逆に直接路投射ニューロンでPKA,ERK活性が低下し、逆に間接路投射ニューロンではそれらが上昇を示すことも見出した。これは生理食塩水の腹腔内投与が忌避刺激となっており、それに対する反応を見ていた可能性が考えられたため、さらに明確な忌避刺激として電気ショックに対する反応を観察した。すると、生理食塩水投与と同様の方向でよりはっきりと間接路投射ニューロンのPKA,ERK活性が上昇し、直接路投射ニューロンでは低下していた。さらにより自然な刺激としてメスマウスに対するオスマウスのmating行動時のキナーゼ変化を観察し、異性とのinteractionなどでも直接路、間接路投射ニューロンでこれらキナーせ活性がダイナミックに制御されていることを明らかにした。(Goto et al, in preparation)
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|