研究領域 | 背景放射で拓く宇宙創成の物理―インフレーションからダークエイジまで― |
研究課題/領域番号 |
24111710
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
高橋 慶太郎 熊本大学, 自然科学研究科, 准教授 (80547547)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 宇宙ひも / 宇宙背景放射 / 非ガウス性 / 宇宙論 / 重力波 / 重力レンズ |
研究概要 |
宇宙ひもの存在がマイクロ波宇宙背景放射の温度ゆらぎ・偏光ゆらぎに与える影響を調べ、将来の観測によって宇宙ひもの線密度や組み換え確率にどのような制限が得られるかを探求した。まず宇宙ひもを作っているスカラー場のシミュレーションを行い、相転移からどのように宇宙ひもが形成していくかを調べ、ネットワークの時間進化を追った。そしてマイクロ波宇宙背景放射の小スケールのゆらぎに注目し、宇宙ひもによるカイザー・ステビンス効果と重力レンズ効果の相乗効果によってバイスペクトルがどのようになるかを計算した。バイスペクトルはインフレーションによるゆらぎの生成では小さいとされるため、宇宙ひもを検出・制限するのに有効であると考えられる。計算の結果、これらの効果は他のバイスペクトル生成メカニズムより優勢である場合があり、将来の小スケールのマイクロ波宇宙背景放射の観測によってこれまでになく強い制限が宇宙ひもの線密度と組み換え確率に与えられる見込みであることがわかった。 これらの量は宇宙ひもを作っている場や、相転移時の宇宙ひも生成メカニズムに関わることであり、その背後にある高エネルギー素粒子物理学にとって有益な情報になるものである。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|