研究領域 | 動植物に共通するアロ認証機構の解明 |
研究課題/領域番号 |
24112707
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
野崎 久義 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (40250104)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2013年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 配偶子融合因子 / プロテオミクス / 同型配偶 / 雌雄性 / 有性生殖 / 同型配偶子 / 分子メカニズム / 接合突起 |
研究概要 |
近年陸上植物から、配偶子の融合に働くタンパク質GCS1(GENERATIVE CELL SPECIFIC 1)が発見された(Mori et al. 2006 Nat. Cell Biol.)。GCS1は、高等動植物を含む真核生物の幅広い系統で保存されているため、真核生物に共通する配偶子融合メカニズムの解明の糸口として注目されている。GCS1は、多くの生物で雄側の配偶子で働くことが知られていたが、「どのようなメカニズムによってGCS1の働きが雄側に限定されているのか」に焦点を当てた研究はなかった。本年度、二つの性(プラス/マイナス)の間で配偶子のかたちに差異のない同型配偶の緑藻ゴニウム(Gonium pectorale)を用いて、GCS1タンパク質がそれぞれの性で異なった制御を受けていることを明らかにした。ゴニウムでは両性の配偶子は、活性化するとそれぞれ前方部に突起状の構造(接合突起)を伸ばし、両性の接合突起が接着し融合することで接合が始まる。本研究の結果、マイナス交配型(雄に相当)配偶子では、活性化前はGCS1タンパク質が細胞の前方部(接合突起の原基)に局在し、活性化されると接合突起の表面に移行することが分かった。これに対し、プラス交配型(雌に相当)配偶子では、活性化前はGCS1タンパク質が細胞の内部に留まり、活性化に伴って消失することが分かった。これらの制御メカニズムにより、GCS1はマイナス交配型特異的に働くことができると考えられる(Kawai-Toyooka et al. 2014, Eukaryotic Cell)。 また、ゴニウムのプラスとマイナス交配型それぞれの接合突起が集積した分画のSDS-PAGE解析を実施した。ゴニウムの全ゲノム情報が利用できるようになったので、両交配型でバンドの差をTOFMS 解析して遺伝子を同定した。これらの遺伝子の中にGpFUS1 の相互作用因子、GCS1の相互作用因子に関連したものが含まれている可能性がある。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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