研究領域 | 植物生態学・分子生理学コンソーシアムによる陸上植物の高CO2応答の包括的解明 |
研究課題/領域番号 |
24114701
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山口 淳二 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10183120)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)
2013年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2012年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
|
キーワード | ユビキチンリガーゼ / 代謝 / タンパク質分解 / 地球環境 / バイオマス / 栄養学 / 植物 / 膜交通 |
研究概要 |
本研究計画では,高CO2条件下におけるC/N応答制御の分子ネットワーク全容解明を目指している。今年度は,計画1),2)のタンパク質相互作用に着目したC/Nシグナル伝達の分子基盤解析に加えて,3)CO2/Nによる植物の成長制御に関しても「花成」および「老化」に着目した生理学的解析を進めた。 1)詳細な生化学的解析と形質転換植物の解析を実施し,ATL31と14-3-3との相互作用と機能にリン酸化が必須であることを証明し,また,そのキナーゼの同定を進めた[J. Bio. Chem. 2014]。 2)ATL31がSNAREタンパク質SYP121との相互作用によりパピラ形成を制御し,うどん粉病耐性に関与することを証明した[Plant Physiol. 2014]。 3) ATL31と14-3-3等関連遺伝子導入植物を用いて,高CO2条件下で応答実験を実施した。高CO2(700 ppm)条件下では,野生型において老化の促進が観察されるが,ATL31過剰発現体ではその抑制が,またATL31KO変異体ではその亢進が観察できた。これにより,ATL31がC/N応答だけでなく,CO2/N応答にも関与することを証明した。また,その老化に関与する転写因子の同定に成功した[Plant Cell Physiol. 2014; Plant Signal. Behav. 2014]。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|