公募研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
脊椎動物の体幹部は、発生の進行とともに吻側から尾側へ順次作られる。申請者は、体幹部の形成が、エピブラストの原条付近に分布し、神経系と中胚葉の共通前駆体である体軸幹細胞から、それぞれの分化細胞が産出されることによって成し遂げられることを明らかにした。体軸幹細胞の維持・分化の制御へのWntシグナルの関与を解析するために、原条周辺領域の細胞における1)Wntシグナルの分布と、2)細胞標識による運命の追跡を行った。まず1)マウス胚の培養条件下でのライブイメージングを行い、正常胚におけるWntシグナル強度を測定した。原条周辺でのWntシグナルの分布は、細胞ごとに異なり、その分布もWnt発現細胞からの単純拡散では説明が出来ないモノであった。また、2)局所的エレクトロポレーションによる数細胞への遺伝子導入法を確立して、原条周辺の細胞を蛍光タンパク質で標識し、発生の進行とともに胚のどの領域に寄与するのかを解析した。標識細胞がどのような細胞へと分化したかを、胚における位置および、遺伝子マーカーの発現により解析した。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Mech Dev
巻: 132 ページ: 59-68
10.1016/j.mod.2014.01.003
Congenital Anomalies
巻: in press
http://www.tokushima-u.ac.jp/fujii/research/embryology/