研究領域 | ヘテロ複雑システムによるコミュニケーション理解のための神経機構の解明 |
研究課題/領域番号 |
24120706
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
船曳 康子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80378744)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2013年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2012年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 自閉症 / コミュ二ケーション / アスペルガー / コミュニケーション / 発達障害 / 脳波 |
研究概要 |
発達障害者は程度の差はあれコミュニケーションの障害を有することが多く、当該疾患の社会性の障害もコミュニケーション障害の結果という解釈もできる。そこで、その基盤を明らかにすることで、学習や教育、更には社会支援に生かすことを目的とした。これまでに、状態差、個人差、評価者間の差により、これらの評価にずれが生じることを見出し、それらの統制をとった上での計測を行った。 まず、理化学研究所と共同で、2者が交互に指でのタッピングを同間隔で行うという、協調タッピング課題を行った。自閉症者と対照者に対して、相手のリズムに合わせられるか、急な変動に対応できるか、自分のリズムについて、などを行動と脳波で測定した。行動レベルでは、一定リズムにあわせる課題では両群に差を認めなかったが、急な変動時に対応しないとならない課題では、自閉症群が困難であった。脳波では、相手がタッピングしている時に、前頭葉のθ波の振幅が自閉症群で大きく、相手の行動時に考えている(予測している)ことが示唆された。 更に新たな課題も行った。自閉症者は視覚優位と言われるが、視聴覚の情報処理過程について、行動および脳波とN IR Sで同時計測することで比較した。視覚か聴覚かどちらかに偏りやすいが、特に視覚というわけではなく、バランスをとりにくいということがわかった。その脳内処理機構について、記憶や注意にも着眼して、引き続き、解析と考察を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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