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リハビリテーションの治療者-患者間コミュニケーションの効果とその神経機構の解明

公募研究

研究領域ヘテロ複雑システムによるコミュニケーション理解のための神経機構の解明
研究課題/領域番号 24120722
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 複合領域
研究機関社会医療法人大道会森之宮病院

研究代表者

服部 憲明  社会医療法人大道会森之宮病院, その他部局等, その他 (70513141)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2013年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2012年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
キーワードリハビリテーション / 脳卒中 / 機能回復 / 機能的MRI / 歩行 / やる気 / コミュニケーション
研究概要

本研究の目的は、脳卒中後のリハビリテーション(リハ)における医療者と患者のコミュニケーションの意義について、多角的に検討することであった。以下、サブテーマ毎に報告する。
1.回復期リハ病棟入院中の患者の心理学的特性と臨床データの関連の検討:性格・心理特性は能力障害の重症度そのものとは相関はなかったが、機能改善の程度や入院期間とは相関がみられ、回復期リハ開始時より、これらの特性に配慮して、リハ介入や看護、ゴール設定、退院計画立案を進めていく必要があると考えられた。
2.手指屈伸練習装置を用いた機能的MRI(fMRI)研究:課題施行直後というタイミングで数値化された成績をフィードバックすることが、脳卒中の麻痺手のリハにも有効であること、翌日までその効果が残存することが明らかになった。一方、fMRIの結果が被験者毎に大きく異なっていたことからは、本研究のような比較的単純な運動課題で、各被験者が一様に成績向上を認めた場合でも、課題に対処する脳内部位には個人差が大きく、学習過程は多様であることが示唆された。これは、今回fMRIを用いることで初めて明らかになった貴重な知見であった。
3.Kinectを用いた自動歩行解析システムの開発:臨床で簡便に用いることができる歩行解析装置がなかったため、玉川大学大森隆司教授と共同でMicrosoft社のKinectをセンサーとし, Yujin Robot社のKobukiを駆動部として、被験者の前方を2.5mの距離を保って自走する測定ロボットを作成した。健常成人27人の歩行を解析した結果, 股関節や膝関節の1歩行周期における屈曲伸展の角度変化のパターンは先行研究と類似しており、また各個人内のデータのばらつきも少なく、安定して測定できていると考えられた。また、股関節の最大屈曲角は利き足、非利き足で有意な差を認め、本システムでは、利き足・非利き足の運動学的な違いをも捉えることができた。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2013 実績報告書
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Cortical changes underlying balance recovery in patients with hemiplegic stroke.2014

    • 著者名/発表者名
      Fujimoto H, Mihara M, Hattori N, Hatakenaka M, Kawano T, Yagura H, Miyai I, Mochizuki H
    • 雑誌名

      Neuroimage

      巻: 85 ページ: 547-554

    • DOI

      10.1016/j.neuroimage.2013.05.014

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] MRIを用いた脳卒中研究について

    • 著者名/発表者名
      服部憲明
    • 学会等名
      STROKE 2014
    • 発表場所
      大阪国際会議場
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] Kinectを用いた3次元歩行解析システムの開発

    • 著者名/発表者名
      乙宗宏範,服部憲明,前田彬,森正志,工藤俊介,藤田暢一,藤本宏明,河野悌司,長廻倫子,吉岡知美,畠中めぐみ,矢倉一,大森隆司,宮井一郎.
    • 学会等名
      第55回日本神経学会学術大会
    • 発表場所
      福岡国際センター
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] Kinectによるstick picture映像観察時の脳活動についての検討.

    • 著者名/発表者名
      服部憲明,工藤俊介,森正志,宮井一郎
    • 学会等名
      第7回Motor Control 研究会
    • 発表場所
      東京大学
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] スプリット型フットスイッチ、加速度センサー、圧センサーによる歩行周期計測の比較.

    • 著者名/発表者名
      藤田暢一,服部憲明,森正志,工藤俊介,宮井一郎.
    • 学会等名
      第7回Motor Control 研究会
    • 発表場所
      東京大学
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] スプリット型フットスイッチを用いた平地歩行とトレッドミル歩行の比較.

    • 著者名/発表者名
      森正志,服部憲明,工藤俊介,藤田暢一,宮井一郎
    • 学会等名
      第7回Motor Control 研究会
    • 発表場所
      東京大学
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] 右側頭後頭葉の皮質下出血にて顔認知に障害を認めた一例.

    • 著者名/発表者名
      乙宗宏範,服部憲明,藤本宏明,河野悌司,長廻倫子,吉岡知美,畠中めぐみ,矢倉一,宮井一郎.
    • 学会等名
      日本神経学会 第99回近畿地方会
    • 発表場所
      大阪
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2019-07-29  

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