研究領域 | 過渡的複合体が関わる生命現象の統合的理解-生理的準安定状態を捉える新技術- |
研究課題/領域番号 |
24121724
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
古田 寿昭 東邦大学, 理学部, 教授 (90231571)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2013年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2012年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | ケージド化合物 / 光スイッチ / 光化学 / 遺伝子 / 蛍光 / パクリタキセル |
研究概要 |
(1) 高い光反応性を持つケージド化合物:1光子励起および2光子励起で高い光反応性が期待される新規ケージド化合物を設計・合成した。生細胞内で任意のタンパク質をラベル化可能な,新しいケージドフルオロフォアとして,Bhcmoc-fluorescein-Haloの合成に成功した。 (2) 核酸のケージド化合物の高機能化:任意の遺伝子の機能発現または機能抑制を,高い時空間分解能で光制御する手法開発を目的に研究を行った。あらかじめ調製したプラスミドDNAやmRNAを,適切に設計したケージング試薬との反応でケージド化合物に変換できれば,実用的な実験手法になりうると期待される。そこで,様々な機能を容易に導入できる核酸のケージング試薬を新たに開発して従来法の問題点の解決を図った。精製用のビオチンタグ付きのケージング試薬Bio-Bhc-diazoを利用して,ケージングしたdsDNAを精製できること,紫外光照射でBio-Bhc基を脱保護できることを確認した。さらに,Bio-Bhc-caged dsDNAを用いて,哺乳動物培養細胞内で,遺伝子の機能発現を光制御できることを明らかにした。 (3) 過渡的複合体の時空間動態を光制御する多機能性ケージド化合物:ケージド化合物の有用性を高めるため,多様な機能を容易に導入可能なケージンググループを開発した。また,グルコース修飾したケージドパクリタキセル2’-Glc-paBhcmoc-PTXは水溶性と光反応性が大きく向上することを明らかにした。アラキドン酸のケージド化合物paBhcmoc-arachidonic acidは,DGKの細胞内動態を光制御可能であることも明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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