研究領域 | 極限宇宙の物理法則を創る-量子情報で拓く時空と物質の新しいパラダイム |
研究課題/領域番号 |
24H00977
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅱ)
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
小沢 秀樹 国立研究開発法人理化学研究所, 量子コンピュータ研究センター, 研究員 (50826013)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2024年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 量子状態トモグラフィー / 冷却原子 / 光格子 |
研究開始時の研究の概要 |
密度行列ρが分かれば、系のあらゆる物理量の観測確率が分かる。しかし、ρを直接計測することは 原理的に不可能であるため、あらゆる物理量の量子期待値をすべて計測して、ρを「復元」する必要がある。これを量子状態トモグラフィーという。その際、各物理量を1回計測しただけでは量子期待値は分からないため、何度も計測を繰り返す必要がある。量子ビット数Nに従って、指数関数的に膨大な作業となるので、N≫1では現実的には実行不可能である。本研究では、スパイラル状の観測基底と量子気体顕微鏡を組み合わせることで、この問題を打開する。この方法を用いると、スケーラブルな量子状態トモグラフィーが実現可能であると期待される。
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