細胞内分子構造動態解析による神経細胞極性の決定・維持メカニズム解明

• 研究領域: クロススケール新生物学
• 研究課題/領域番号: 24H01289
• 研究種目: 学術変革領域研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 学術変革領域研究区分(Ⅲ)
• 研究機関: 鹿児島大学
• 研究代表者: 玉川 直 (中川直) 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (20611065)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円); 2024年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
• キーワード: 神経細胞極性

研究開始時の研究の概要

発達期の未熟な神経細胞が持つ線維の運命が、軸索と樹状突起のいずれかに決定される極性化のプロセスには、各々の線維に特殊な微小管と多様な分子からなるメゾスケールの複雑な構造体が関与すると想定されるが、その分子実体や動態は解明されていない。応募者は最近、Ca2+動態を人為的に操作したマウス大脳皮質の神経細胞で、極性が変化することを発見した。Ca2+がトリガーとなり、軸索の運命を決めていた複雑体が崩れ、樹状突起の複雑体へと遷移したことが想定される。本研究では、この遷移に伴う複雑体の構成分子の変化を網羅的に特定し、主要な分子と微小管の構造動態および相互作用を最先端の顕微鏡技術などを駆使して明らかにする。