公募研究
学術変革領域研究(A)
本学術変革領域「硫黄生物学」の主題である硫黄は、金属イオンと高い化学的親和性を持つことから、生体内では必須微量金属の動態制御に関与すると考えられており、硫黄と生体内金属の相互作用に焦点を当てた研究が求められている。そこで本課題では、これまでの知見・技術を最大限に活かして、細胞内で銅イオンを運搬する「銅シャペロン」の超硫黄化に着目し、特に、銅シャペロンの機能を酸化的な障害から保護する役割を明らかにすることで、本領域が目指す「硫黄生命科学」の確立に貢献する。