ポリスルフィドミクスは、ポリスルフィド含有タンパク質を研究の対象とする。本分野において、他タンパク質のポリスルフィド化を制御する、自身はポリスルフィド化されていないタンパク質の網羅的解析も重要と考えられる。しかし、従来のポリスルフィドミクス用タンパク質ラベル化試薬はこれを検出できない。そこで本研究では、従来のラベル化試薬の課題を克服した”ポリスルフィド化タンパク質近傍で活性化される新たなラベル化試薬”を創成し、これを基盤とした“他タンパク質のポリスルフィド化を制御する、自身はポリスルフィド化されていないタンパク質の網羅的解析”へのポリスルフィドミクスの拡張を目指す。
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