公募研究
学術変革領域研究(A)
約50アミノ酸残基以下の一回膜貫通タンパク質を、低分子膜タンパク質(SMP; Small Membrane Protein)と呼ぶ。SMPはその小ささ故に、存在することすら見逃されてきたが、近年のゲノムワイドな解析技術の進歩により、新たなSMPが続々と見つかっている。一方で、SMPの細胞機能の理解は立ち遅れている。なぜなら、全長のほとんどが膜貫通領域であるSMPは、ドメイン構造を持たない非ドメイン型タンパク質群であり、生化学的解析が困難であることも相まって、細胞機能を同定することが難しいためだ。本研究では、研究代表者らの独自技術を駆使することにより、このような機能未知SMPの機能同定を目指す。