研究領域 | 競合的コミュニケーションから迫る多細胞生命システムの自律性 |
研究課題/領域番号 |
24H01393
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小田 有沙 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (00760084)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
2024年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 酵母 / 多細胞 / 菌類 |
研究開始時の研究の概要 |
生物の多細胞化の起源において、単細胞生物の原始的な細胞間コミュニケーションの発達は、より高次な自己組織化の礎として必須である。 これまでの研究では、酵母が、栄養飢餓時に、自己と同種の細胞をも殺しうる毒を分泌しつつ、毒に耐性を獲得して、自己の子孫細胞以外の競合者となる「新参者」の増殖を抑える現象を見出してきた。この環境中のリソースを独占する生存戦略は、多細胞進化においては、自律的な増殖抑制システムとして働くと予想される。そこで、細胞生物学・数理生物学の両アプローチから、広範な菌類における競合的な細胞間コミュニケーションの普遍性やその作用機序を解析することで、多細胞化の進化的な意義を検証する。
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