過酷な生育環境を生き抜く微細藻類が持つユニークな光酸化ストレス防御機構の解明

• 研究領域: 光合成ユビキティ：あらゆる地球環境で光合成を可能とする超分子構造制御
• 研究課題/領域番号: 24H02093
• 研究種目: 学術変革領域研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 学術変革領域研究区分(Ⅲ)
• 研究機関: 東京農業大学
• 研究代表者: 川崎 信治 東京農業大学, 生命科学部, 教授 (50339090)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円); 2024年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
• キーワード: 光合成 / 微細藻類 / 光酸化ストレス / 抗酸化酵素 / 極限環境

研究開始時の研究の概要

一般植物は、強光照射下で、かつ乾燥や塩ストレスなどが混在する過酷な環境下では、活性酸素の生成を伴う光酸化ストレスを発生し枯死に至る。申請者らは上記の環境を生き抜く光合成微生物を過酷な生育環境から探索し、単離株が持つユニークかつ高度なストレス防御機構に関する研究を行ってきた。その結果、単離株は高い光酸化ストレス耐性を示し、報告例の無い複数のユニークな生理応答を保持することが判明した。本申請では、ユニークな生理応答を示す単離株の分子機構を多角的にアプローチし、未知の光酸化ストレス防御機構の発見と解明を目指す。