研究領域 | ネアンデルタールとサピエンス交替劇の真相:学習能力の進化に基づく実証的研究 |
研究課題/領域番号 |
25101703
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
中丸 麻由子 東京工業大学, 社会理工学研究科, 准教授 (70324332)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 認知能力 / 学習 / 個体群動態 / 累積的文化 / 進化シミュレーション / 進化的侵入性解析 / 文化 / 進化 |
研究実績の概要 |
前年度に構築した記憶と累積的文化(文化を修正してレベルを高める)の個体群モデルをもとにして、進化的侵入性解析を数学的に行い、記憶能力(特に、保持と想起に着目)と学習能力の進化ダイナミクスの解析を行った。進化的侵入性解析では1形質の進化しか解析する事が出来ない。そこで進化シミュレーションも行い、記憶(保持と想起)と学習能力の共進化を検証した。 結果は以下のとおりである。(1)累積的文化が無い状況では、社会学習コスト(模倣コスト)が低い場合には、記憶能力(保持と想起)は進化せず、忘却と学習の繰り返しのほうが適応的になっている事をしめした。(2)累積的文化があると、社会学習コストによらず、記憶能力は進化する事をしめした。 この研究を英文原著論文として仕上げ、国際雑誌へ投稿し、ただいま査読中である。 今後は、この研究を発展させ、環境変動下における記憶能力の進化に関するシミュレーションを行う予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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