研究領域 | ネアンデルタールとサピエンス交替劇の真相:学習能力の進化に基づく実証的研究 |
研究課題/領域番号 |
25101709
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
大石 龍太 国立極地研究所, 北極観測センター, 特任研究員 (90436600)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 古気候 / 古環境 / 大気海洋大循環モデル / 亜氷期亜間氷期サイクル / 全球動的植生モデル |
研究実績の概要 |
本年度は、前年度に引き続き新学術研究「ネアンデルタールとサピエンス交替劇の真相: 学習能力の進化に基づく実証的研究」B02班が大気海洋大循環モデルMIROCで行った古気候実験の結果と、全球動的植生モデルLPJ-DGVMを用いて、過去3~6万年前の亜氷期亜間氷期サイクルが卓越した時代の植生分布の再現を取り扱った。大気海洋大循環モデル側の不備により前年度に大気海洋大循環モデルの再実験を行ったので、その結果を用いて亜氷期と亜間氷期の高解像度植生分布の再現実験を行った。得られた結果は、大陸規模では地質学的証拠と比較的よく整合する植生種の変動を示した。一般に、植生分布の変化は地表面状態の変化を通じて気候に影響を与えるが、B02班で用いられた大気海洋大循環モデルでは、この植生変化の効果は導入せずに亜氷期-亜間氷期の気候再現を行っている。本研究に示された植生の変化はヨーロッパ陸上に更なる気候変化をもたらす可能性が強い。代表者は既存の研究で大気海洋大循環モデルを改良し、植生分布の変化も大気・海洋と同時に整合的に予報可能として植生分布の気候影響を取り入れて一定の成果を挙げており、本研究でもそれを応用して、B02班で再現された亜氷期-亜間氷期の海水温を用いた実験を行った。その結果、相互作用する気候変化と植生変化が整合した亜氷期-亜間氷期植生が得られた。この植生分布の変化をB02班の実験に取り入れて再実験を行うことで、より正確な亜氷期-亜間氷期の再現を行うことができるため、その準備をした。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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