研究領域 | バルクナノメタル ー常識を覆す新しい構造材料の科学 |
研究課題/領域番号 |
25102713
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 株式会社豊田中央研究所 |
研究代表者 |
古田 忠彦 株式会社豊田中央研究所, 材料・プロセス1部合金設計・プロセス研究室, 主任研究員 (40394506)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2014年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2013年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 超高強度 / 高延性 / 均一伸び / 強度延性バランス |
研究実績の概要 |
平成25年度では、引張試験後のTEMによる詳細な組織観察から、複数の変形機構が働いてることを示唆する結果が得られた。平成26年度では、その結果を踏まえ、より定量的なin-situ法である引張変形時の変形挙動をJ-PARCの「匠」(中性子回折)を用いて塑性変形挙動の解析を実施した。 具体的には、均質化処理材と冷間圧延加工材を用いて、中性子回折によるその場観察実験を行い、変形機構の調査を行った。均質化材はTransformation Induced plasticity (TRIP)効果により優れた延性を有しており,変形誘起マルテンサイトはRD//<001>γの結晶粒から生成しやすい傾向が見られた。一方、冷間圧延加工材についても、変形誘起マルテンサイトに起因する回折強度の変化が観察された、と同時に、RD//<111>γの結晶回転を伴う回折強度の増加が真ひずみの増加に伴って認められ、約2000MPaの高強度レベルで複数の変形機構が時系列的に逐次発現している可能性を示唆する結果も得られた。詳細なメカニズム解明については、さらなる変形挙動の解析をマクロからナノに亘って、様々な階層で詳細に実施する必要である。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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