研究領域 | 重力波天体の多様な観測による宇宙物理学の新展開 |
研究課題/領域番号 |
25103516
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
辰巳 大輔 国立天文台, 光赤外研究部, 助教 (70333276)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 重力波 / 突発天体事象 / 低温干渉計 / 突発性雑音 / オンライン解析 / 低温重力波検出器 |
研究実績の概要 |
本新学術領域では、低温干渉計型重力波検出器KAGRAを核とした重力波天文学を幕開けに向けて、重力波観測と赤外光、ニュートリノ、ガンマ線・X線といった複数の天文観測機器との連携を図っている。本公募研究では、低温型重力波検出器に特有の突発性雑音低減について研究を行い、バースト重力波解析システムによる誤報率を「月に1 イベント以下」とすることを目指している。研究代表者は、これまで国立天文台三鷹キャンパスに設置された TAMA300 検出器において3000 時間を超える観測実験と、オンラインでの雑音解析システム構築に取り組んできた。また研究代表者は、世界初の低温干渉計型重力波検出器 CLIO の感度向上にも携わっており低温干渉計型重力波検出器についての知見も持ち合わせている。 これら経験を生かして、突発性雑音源のモニターシステム整備と雑音源の除去を目指したシステムをKAGRA End-room に設置し、加速度計、磁力計、温度計、湿度計のデータ取得を開始した。さらに、KAGRAデータ・マネジメントグループおよび、KAGRA Detector Characterizationグループと共同で、取得したデータの即時モニターシステムの運用も開始した。 低温対応振動計の開発は、国立天文台のポスドク Pena ARELLANO, Fabian Erasmo との共同研究として干渉計制御を必要としない Fringe counting 型信号システムを構築中である。基本システムは Fabian 氏が University of Birmingham に在籍時に確立されており、現在低温環境下での動作テストを行っている。 以上の年次活動は、2015年2月に広島大で開催された第3回領域シンポジウムにて報告された。
|
現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|