配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2014年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2013年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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研究実績の概要 |
自律的かつ動的な脂質シグナルを発振する膜系の確立のため、PI(4,5)P2,PI(3,4,5)P3のリン酸化反応を触媒するPI3キナーゼと、PIP3の脱リン酸化反応を触媒するフォフアターゼPTENとリポソームからなる系の開発をすすめた。PVDF膜にPOPC, PIP2, PIP3をスポットさせ、PH-domain-RFPの結合を抗体によって確かめた。また、PC、PS、PIP2、PIP3からなるリポソームへの精製PH-domainの結合を確認した。数種類のPHドメインのPIP2、PIP3への選択性をドットブロット分析によって評価し,選択的結合を可能とするPHドメインの組み合わせと実験条件を確立し、PHドメインとPI3キナーゼ酵素ドメインとの融合タンパクによる、リポソーム上でのPIP3産生を実現した。さらに、PHドメインとPTENの融合タンパクについて、種々のドメインの精製と反応の分析を進めた。
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