研究領域 | 人工光合成による太陽光エネルギーの物質変換:実用化に向けての異分野融合 |
研究課題/領域番号 |
25107506
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
山口 央 茨城大学, 理学部, 准教授 (10359531)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | メソポーラスシリカ / 光捕集複合体 |
研究実績の概要 |
生物由来の光合成ユニットを利用した半人工プロセスにおいては,細胞内での高効率な光エネルギー伝達過程の再現が重要であり,人工的にナノメートルレベルで各種光合成ユニットの規則的・階層的配置が求められている。本研究では,人工光合成アンテナ系構築で求められている光捕集タンパク質・反応中心の階層的配列について,チューブ状メソポーラスシリカを用いた新しい方法論の開拓を目標とした。 本年度は,アルミナナノ細孔(細孔径:200 nm)内壁に吸着した光捕集複合体LH2,およびLH1-RCについて,吸収スペクトルの温度依存性から,それらの熱安定性評価を行った。その結果,いずれの光捕集複合体においてもバルク溶液系と同程度の熱安定性が確保されていることが分かった。昨年度までの研究成果では,細孔径の小さな(7~10 nm)メソポーラスシリカ細孔においても,バルク溶液系に対して熱安定性の向上は認められていない。従って,本研究で用いた光捕集複合体については,細孔表面との相互作用,および微小空間での閉じ込め効果,いずれも熱安定性の向上に寄与しないと考えられる。 チューブ状メソポーラスシリカの作製に関わる研究においては,多孔性陽極酸化アルミナ膜を支持体としてチューブ状メソポーラスシリカを作製した後に,細孔表面に炭素皮膜を施した。その後,炭素被覆シリカ細孔に閉じ込められたタンパク質酵素について予備的な検討を行ったところ,安定的な酵素触媒反応が発現することが分かった。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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