研究領域 | 人工光合成による太陽光エネルギーの物質変換:実用化に向けての異分野融合 |
研究課題/領域番号 |
25107509
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
若狭 雅信 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (40202410)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | スピン化学 / 高磁場 / 光化学 / 化学反応 / 光物性 / 金属錯体 |
研究実績の概要 |
1.液体ヘリウム温度での5テスラ高分解リン光測定装置の開発 昨年度に作成した3層構造の液体ヘリウム用石英製デュアー(内部液体ヘリウム,外部液体窒素,真空層),5テスラ超電導マグネット,1m高分解分光器,LED光源,センサーモジュール等を用いて液体ヘリウム温度での5テスラ高分解リン光測定装置を組み上げた。光学系は入射,出射ともφ1の石英ファイバーを用いた。石英製デュアーを使わず,ファイバー光学系でない場合は,波長分解能0.02nm(エネルギー分解能0.8cm-1)でリン光が測定できる。しかし,石英製デュアー使用,ファイバー光学系では,十分な光量が得られず,高分解測定は難しい。今後,レンズを用いた通常の光学系を超電導マグネットのボア(φ60)中に組み込み,さらに分光器までの間はバンドルファイバー等を用い高感度化をはかる予定である。 2.パルスマグネットを用いた高分解リン光測定装置の開発 上記の液体ヘリウム用石英製デュアー,パルスマグネット,ナノ秒レーザーおよび高分解分光器を組み合わせ装置を開発した。レーザー励起なので十分なリン光強度を得られるが,現有の分光器は多波長同時計測ができないので,50nmを0.02nmの分解能(2500点)で20点の磁場を測定するとの50000点の測定が必要であり,現実的でない。少なくとも,多波長同時計測が可能なイメージングセンサーが必要である。 3.トリアリールホウ素置換金属錯体の励起状態と二酸化炭素の反応機構の解明 北大の喜多村グループとの共同研究として,トリアリールホウ素置換金属錯体のESRならびに過渡吸収測定を種々条件下で行った。すでにある報告結果と異なり,原因は不明だが,励起状態はまったく二酸化炭素によってクエンチされず,ESR信号も観測できなかった。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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