研究領域 | 融合マテリアル:分子制御による材料創成と機能開拓 |
研究課題/領域番号 |
25107736
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
川野 竜司 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90401702)
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研究期間 (年度) |
2013-06-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2014年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2013年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | マイクロ流体 / 脂質二分子膜 / チャネル電流計測 / MEMS / マイクロ流路 |
研究実績の概要 |
マイクロ流体デバイスは、MEMS技術などの微細加工技術を利用して、微小流路や微量反応容器を作製し、バイオ研究や化学工学へ応用するためのデバイスを総称しているMicroTASやLab on a Chipなどとも呼ばれ、近年盛んに研究が行われている。この多様なマイクロ空間構築法を基盤に領域内の研究者と共同し下記の成果を得た。A03班とは、視野角依存性のない構造色材料構築のため、マイクロドロップを流路により作製した。シリカコロイド結晶で作製した構造色材料は原理的に視野角依存性を持つ。シリカ微粒子のアモルファス結晶は視野角依存性のない構造色を示すが、作製するのが困難であった。そこでマイクロドロップレットにシリカ微粒子を分散させ、短時間で溶媒を蒸発することで視野角依存性の小さいシリカアモルファス微粒子を得ることができ、構造色材料として論文として報告した。A02班とは、ポンプを使わずマイクロ流路内の微量液体を送液するシステムについて研究を行った。これまでの粘性液体の濡れ性に関する理論的知見を基盤にマイクロ流路中で浸透現象を利用し液体をコントロールする方法を考案した。その結果、ポンプを使わず複数種の液体を同時に混合するマイクロ流路や、高粘性液体を使用する無細胞タンパク質合成反応をマイクロ流路中で行うことに成功し論文として報告した。またA03班とは、分子認識性のゲルを用いてマイクロ流路内にマイクロバルブを形成する研究を行った。マイクロ流路中で光架橋により分子認識部位を有するポリマーのゲル化を行い、分子認識ゲルマイクロバルブを作製し論文として報告した。A02班とは、抗菌活性を有するブロックコポリマーの分子挙動を、人工細胞膜を用いて調べる研究を行った。抗菌活性を有するペプチドに変わる人工抗菌活性分子を共重合により合成し、人工細胞膜中でチャネルを形成することが明らかとなり現在論文執筆中である。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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