研究領域 | 生合成マシナリー:生物活性物質構造多様性創出システムの解明と制御 |
研究課題/領域番号 |
25108724
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
岡田 正弘 中部大学, 応用生物学部, 准教授 (40377792)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2014年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2013年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 翻訳後修飾 / イソプレニル化 / トリプトファン / 枯草菌 / クオラムセンシング |
研究実績の概要 |
納豆菌を鋳型に納豆菌由来のcomQX遺伝子クラスターを有する発現プラスミドであるComQXnattoを作成した。次に、作成したプラスミドを鋳型にポイントミューテーションを行い、発現プラスミドのうちでComXnattoの54番目のトリプトファンをアラニンに置換した変異体である ComQnatto[W54A]ComXnattoをコードする遺伝子を有する発現プラスミドを作成した。それぞれを大腸菌に形質転換し、納豆菌由来の生合成酵素であるComQnattoと、ComXnattoまたは [W54A]ComXnattoを過剰発現させた。この培養液を、LC/MSを用いて分析した結果、ComXnatto 過剰発現株の培養液のみに、ファルネシル基に相当するフラグメントを有するシグナルを検出した。最終的な結果のみ述べるが、このシグナルに相当する修飾ペプチドはトリプトファンがファルネシル化されたComXnattoフェロモンであった。この結果から、修飾酵素ComQnattoは、少なくともC末端側から5番目のトリプトファンを修飾可能なトリプトファンファルネシルトランスフェラーゼであることが明らかとなり、基質が必ずしもC末端付近にトリプトファンを有している必要はないことが明らかとなった。また、ComXnattoフェロモンを添加して納豆菌を培養した場合はポリグルタミン酸の生産量が増加したが、未修飾ペプチドを添加した場合は変化しなかったため、ComXnattoフェロモンが、納豆菌におけるポリグルタミン酸の生合成を促進させるペプチドフェロモンであることが判明した。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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