研究領域 | 福島原発事故により放出された放射性核種の環境動態に関する学際的研究 |
研究課題/領域番号 |
25110502
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 独立行政法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
吉川 知里 独立行政法人海洋研究開発機構, 生物地球化学研究分野, 技術研究員 (40435839)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2014年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2013年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 硫黄放射性同位体 / 大気輸送モデル / 硫酸エアロゾル / 放射性硫黄同位体 / 硫酸塩エアロゾル |
研究実績の概要 |
Danielache et al. (2012)では、全球オイラーモデルへ35Sの循環を導入し、福島第一原子力発電所が含まれるグリットから硫酸塩エアロゾルとして35Sを放出させる計算を2011年3月12日から4月1日まで行い、アメリカ東海岸と関東地方で観測された地表面付近の35S濃度と計算結果の比較から、福島原発事故由来の35Sの放出量の推定を行った。 35SはClが中性子と反応して生成したと推測されるため、実際の元の形態は35S0であった可能性が考えられる。また、35S0はすぐに35SO2となるが、硫酸塩まで酸化されてから放出した35Sは一部である可能性が考えられる。 そこで平成26年度は、前年度にアーカイブ化したDanielache et al. (2012)以降の観測データも用いて、SO2から硫酸塩エアロゾルへの酸化過程を導入し、福島第一原子力発電所が含まれるグリットからSO2として35Sを放出させるモデルを構築した。 また、Danielache et al. (2012)よりも点源放出をより正確に再現するため、領域ラグランジュモデルとJAEA放出シナリオを用いて2011年3月12日から2011年9月30日まで計算し、福島原発事故由来の35Sの放出量の推定を行った。同モデルによる結果から、Danielache et al. (2012)の全球オイラーモデルによる見積もりの1/100~1/1000と見積もられた。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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