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DISC1/Neuregulin-1とシナプス形成

公募研究

研究領域シナプス・ニューロサーキットパソロジーの創成
研究課題/領域番号 25110715
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関名古屋大学

研究代表者

森 大輔  名古屋大学, 脳とこころの研究センター, 特任講師 (00381997)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2014年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2013年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
キーワード統合失調症 / ニューレグリン / トランスジェニックマウス / 分泌 / DISC1 / Neuregulin-1 / 国際情報交換 USA / シナプス小胞
研究実績の概要

前駆体型Neuregulin-1のDISC1による細胞内輸送制御機構
Neuregulin-1は中枢神経系細胞、末梢神経系細胞のみならず、心筋細胞、上皮細胞、線維芽細胞、血管内皮細胞などさまざまな組織で発現し、恒常性の維持と初期発生の両方に深く関与していることが知られている。前駆体型Neuregulin-1は細胞膜上で剪断され、EGFドメインを含む細胞外領域ペプチドがリガンドとして、EGFR/ErbB受容体に結合し、下流のシグナルを活性化する。
前駆体型Neuregulin-1の適切なプロセッシングの調節機構は、下流のシグナル伝達に強い影響を与えるために非常に厳密に制御されていると考えられているが、その前段階であるゴルジ体から細胞膜までの輸送制御についてはほとんど調べられていない。Neuregulin-1は発現量が非常に低く、さらに多種多様なアイソフォームが存在するために、その正確な分泌量を測定する系は存在していなかった。本研究では、細胞内局在と分泌量が同時に検出できるように、Neuregulin-1遺伝子の細胞外領域にV5タグ配列をタンデムに挿入したプラスミドベクターを作成し、改良を重ねた。さらに、Neureulin-1はゴルジ体を起点に細胞内輸送、分泌のプロセスを辿るため、遺伝子の上流にFM4ドメインを融合させたプラスミドベクターの改良版を作成した。この改良版によるV5-Neuregulin1の発現はShield-1化合物の添加により、FM4ドメインが小胞体およびゴルジ体膜より解離した。つまり、V5-Neruegulin-1の分泌制御をコントロールすることが出来た。この系を用いることにより、Neuregulin-1の分泌制御の定量的な測定が可能になり、DISC1ノックアウトマウス由来の神経細胞でその分泌量が減少していることを明らかにした。さらに、ARFタンパク質によってもこの輸送が制御されていることをこの系を用いて証明した。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2014 実績報告書
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2015 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Evaluation of resting state networks in patients with gliomas: connectivity changes in the unaffected side and its relation to cognitive function.2015

    • 著者名/発表者名
      Maesawa S, Bagarinao E, Fujii M, Futamura M, Motomura K, Watanabe H, Mori D, Sobue G, Wakabayashi T.
    • 雑誌名

      PLoS One

      巻: 10 号: 2 ページ: e0118072-e0118072

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0118072

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] DISC1/Neuregulin-1と統合失調症2014

    • 著者名/発表者名
      森 大輔
    • 学会等名
      第37回日本神経科学大会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
    • 年月日
      2014-09-11 – 2014-09-13
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] Regulation of pro-Neuregulin intracellular trafficking2013

    • 著者名/発表者名
      森大輔
    • 学会等名
      日本神経科学大会
    • 発表場所
      京都国際会議場(京都市)
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2019-07-29  

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