公募研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
球脊髄製筋萎縮症(SBMA)患者の線維芽細胞から樹立したiPS細胞を用いて病態解析を行った。まず、線維芽細胞と樹立したiPS細胞において、ARのCAGリピート数を解析したところ、リプログラミングによるCAGリピート数の変化はみられなかった。次に、患者iPS細胞と健常者iPS細胞を運動ニューロンへと分化誘導したところ、運動ニューロンの分化誘導効率や、SBMAの原因遺伝子であるARの発現量に差はみられなかった。また、ARのリガンドであるジヒドロテストステロン(DHT)存在下で培養したところ、分化成熟に伴ってARの発現が上昇し、TGFbシグナル関連分子やVEGFなどのDHT依存的発現変化を認めた。軸索輸送に関与するDynactin1の発現変化は観察されなかった。一方、骨格筋への分化誘導をも合わせて行っている。PiggyBac vectorを用いてMyoD1を強制発現する培養法に改良を加え、MyoD1導入細胞をクローニングすることなく、2週間以内に、約80%以上の高効率で、骨格筋を誘導する培養法を確立した。現在、これらの技術を組み合わせて、運動ニューロンと骨格筋の共培養による病態解析を進めている。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 9件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (16件) (うち招待講演 13件) 図書 (2件) 備考 (1件)
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