研究領域 | 動く細胞と場のクロストークによる秩序の生成 |
研究課題/領域番号 |
25111724
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
佐藤 卓史 熊本大学, 発生医学研究所, 特定事業研究員 (70555755)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2014年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2013年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | Hippoシグナル経路 / スフィンゴシン1リン酸 / 細胞間コミュニケーション / 細胞競合 / スフィンゴシン1リン酸 |
研究実績の概要 |
本研究では液性因子シグナルとしてスフィンゴシン1リン酸 (S1P) 経路に着目し,Hippoシグナル経路とのクロストークによる細胞増殖の接触阻止および細胞競合の制御機構を解明し,細胞集団の秩序化維持における役割を明らかにすることを目的とした. 本年度では,細胞の動きに注視して細胞競合を理解するために上皮細胞を用いた評価系の確立を行った.Hippoシグナル経路下流の転写因子であるTeadの活性化型または不活性化型変異体を発現する細胞を樹立し,正常細胞との共培養を行いTime-lapse解析を行った.これまでの線維芽細胞を用いた結果と同様にTead不活性型変異体を発現する細胞は正常細胞との共培養で排除されることがわかった.その際のS1Pの関与を検討するためにS1P産生酵素の阻害剤を処理し観察を行ったところ,特定の時期における変異細胞の排除が抑制された.また,同様の実験をアポトーシス阻害剤処理で行ったところ,S1P阻害剤とは異なる時期の変異細胞の排除が抑制されたことから,S1P-Hippoシグナル介した変異細胞の排除とアポトーシスによる変異細胞の排除は独立した機構であることが示唆された. 一方,細胞増殖の接触阻止が起こる高密度状態ではS1Pr3発現が優位となることを昨年度までに明らかにしている.本年度はS1P3受容体の下流シグナルであるGq-PLC-Ca2+経路に着目し,Ca2+シグナルによるHippo経路の活性変化を調べた.薬剤により細胞質Ca2+を増加させたところ,Hippo経路の構成因子であるLats1/2, Yapのリン酸化が増加し,Yapが核から排除されることがわかった.したがって,細胞密度増加に伴うS1Pr3発現増加およびその下流シグナル活性化がHippo経路を活性化することが示唆され,細胞増殖の接触阻止に液性因子を介したシグナルクロストークが寄与する可能性が示された.
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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