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腎臓形成におけるネフロン前駆細胞の動態制御

公募研究

研究領域動く細胞と場のクロストークによる秩序の生成
研究課題/領域番号 25111725
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関熊本大学

研究代表者

西中村 隆一  熊本大学, 発生医学研究所, 教授 (70291309)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2014年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2013年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
キーワード発生・分化 / 腎臓発生 / ネフロン前駆細胞
研究実績の概要

腎臓は後腎間葉と尿管芽という2つの組織の相互作用によって発生する。我々は、核内因子Sall1が腎臓発生に必須であること、Sall1を高発現する間葉中に多能性の前駆細胞が存在し、これから糸球体、尿細管など腎臓の機能単位(ネフロン)を構成する多系統の細胞が分化してくることを明らかにした。本計画では、Sall1欠失によってネフロン前駆細胞が維持されない変異マウスと、前駆細胞を蛍光追跡できるマウスを組み合わせて、ネフロン前駆細胞の動きとその制御機構を解明することを目的とした。
Sall1の欠失によって、前駆細胞は自己複製能が低下して早期に分化し、さらに細胞死によって消失した。マイクロアレイと全ゲノムクロマチン免疫沈降シーケンス (ChIP-seq) から、Sall1が、ネフロン前駆細胞においては下流遺伝子の転写を促進して未分化状態を維持し、分化中の初期ネフロンでは異常な転写を抑制して正常な状態を保つことが明らかになった。さらにネフロン前駆細胞においてSall1はSix2とともに、重要な腎臓形成遺伝子群の制御領域に直接結合する一方、Six2が存在しない初期ネフロンにおいては、Sall1はMi2/NuRD複合体と結合して転写を抑制することも見出した。これらの過程において、前駆細胞が枯渇することをSix2GFPのタイムラプス観察で同定したものの、その細かい動態は、腎臓組織の厚さと蛍光の弱さに阻まれて解明できなかった。器官培養法及び使用する遺伝子改変マウスの工夫で今後も改善を目指したい。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2014 実績報告書
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Sall1 maintains nephron progenitors and nascent nephrons by acting as both an activator and a repressor2014

    • 著者名/発表者名
      S. Kanda, T. Ohmori, A. Taguchi, K. Kudo, T. Horiuchi, Y. Sato, S. Hino, Y. Suzuki, M. Sander, S. Sugano, M. Nakao, and R. Nishinakamura.
    • 雑誌名

      J. Am. Soc. Nephrol.

      巻: 25 号: 11 ページ: 2584-2595

    • DOI

      10.1681/asn.2013080896

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Transcriptional and morphogenetic regulation of developing nephrons.2014

    • 著者名/発表者名
      Nishinakamura R
    • 学会等名
      2nd Asia-Pacific Kidney Development Workshop
    • 発表場所
      ニュージーランド
    • 年月日
      2014-09-22 – 2014-09-23
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 招待講演
  • [備考] 熊本大学発生医学研究所 腎臓発生分野

    • URL

      http://www.imeg.kumamoto-u.ac.jp/divisions/integrative_cell_biology/

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書 2013 実績報告書

URL: 

公開日: 2013-05-15   更新日: 2018-03-28  

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