公募研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
①AtAUR1/2の比較プロテオーム解析から得られた候補基質の解析シロイヌナズナから抽出したタンパク質から、HAMMOC法によりリン酸化ペプチドを精製濃縮した。LTQ Orbitrap XLで分析しリン酸化ペプチドを同定した。野生型とAtAUR変異体(ataur1/ataur2)を比較して、ataur1/ataur2二重変異体で有意にリン酸化が下がるペプチドを同定した。この有意にリン酸化が下がるタンパク質をα型AURの基質候補として考えた。候補の中には、クロマチン相互作用因子に加えて、セルロース合成酵素や、微小管関連因子などの細胞骨格の形成に関わる因子が含まれていた。そこで、細胞壁合成酵素をPichia酵母で発現させるために、コドンをシロイヌナズナからPichia酵母に変換した人工遺伝子を合成した。合成遺伝子の組換えタンパク質をPichia酵母で発現させて精製を進めた。②ataur1/ataur2二重変異体のサプレッサーの単離ataur1/ataur2二重変異体は地上部が矮小化する表現型を示す。この表現型を利用して、サプレッサー単離を試みた。サプレッサーの中には、AtAURによるリン酸化カスケードに含まれる因子があることが期待される。EMS処理したataur1/ataur2を用いて、草丈が回復する個体を選抜した。2次スクリーニングまで行い、有望なサプレッサーとして、約100系統が得られた。そのうち2系統については、既に遺伝学解析及び次世代シークエンス解析によち、原因遺伝子の同定を進めた。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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