研究領域 | 感染・炎症が加速する発がんスパイラルとその遮断に向けた制がんベクトル変換 |
研究課題/領域番号 |
25114708
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
田村 淳 大阪大学, 生命機能研究科, 准教授 (00362525)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2014年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2013年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | クローディン18 / タイトジャンクション / プロトン透過 / 胃炎 |
研究実績の概要 |
炎症とがんの相関は、さまざまながんで示唆されて来た。中でも、胃がんは炎症を下地とするがんとして広く知られる。しかし常に、炎症の持続=発がん、ということではない。がんの引金としての炎症の持続に加え、どういった特性を持つ炎症が持続するか、炎症の特性が重要である可能性を示唆する。 私どもで作製解析してきた胃に発現の多い、上皮細胞タイトジャンクションTJ構成蛋白質クローディン(Cldn)18のノックアウト(KO)マウスは、胃の成熟にともなって胃酸分泌が開始する新生3日後から、壁細胞・主細胞の減少をともなう偽幽門線化生性の胃炎を生じる。マウスは、その後、好中球優位の炎症を持続させ、1歳例では、腸上皮化生様の変化や良性ポリープ状の変化の出現を認める個体が出現した。 一般に、急性炎症が持続すると慢性炎症へと遷移し、好中球優位の急性型の炎症は消退する。しかし、私どものCldn18KOマウスは、1歳の高齢でも、マウスが急性型を優位とする胃炎を示し、慢性活動性胃炎を示すヒトのヘリコバクタピロリ性胃炎と共通する所見である。 本研究では、こうした特徴t系な所見を示すCldn18KOマウスを軸に、急性炎症が慢性炎症化することが発がんにどのような重要性と意義を持つかについて、Wnt1-Tgマウスとの2重変異マウス、Cag-Tgマウスの解析を同時に行い相互比較を行いながら、TJとの関わりからの解明を目指した。マウスは、Wntシグナル増強とポリープ形成を惹起する可能性を示唆した。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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