研究領域 | ウイルス感染現象における宿主細胞コンピテンシーの分子基盤 |
研究課題/領域番号 |
25115510
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岩崎 憲治 大阪大学, たんぱく質研究所, 准教授 (20342751)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2014年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2013年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 電子顕微鏡 / 単粒子解析 / インフルエンザ |
研究実績の概要 |
これまで、NPを含むvRNPの構造解析にネガティブ染色法と汎用小型電顕を使用して挑んできたが、本年度研究遂行中に本計画に直接影響する大きな報告があった。フランスのグループから、2014年12月にコウモリ由来のインフルエンザA型RNAポリメラーゼの結晶構造と、ヒトB型インフルエンザRNAポリメラーゼの結晶構造が連報でNature誌に報告されたのである。ヒトA型インフルエンザRNAポリメラーゼが如何にして転写と複製というデュアルな機能を発揮しているかを解明するのが本研究の目標である。この点から、ホモログではあるが、そのために非常に有用な情報が報告されたことになり、それに合わせて研究計画を変更した。NPを除いたPA,PB1,PB2からなる三者複合体を使い、RNA合成反応開始後の転写状態の構造を求めることにした。その根拠は、以下の通りである。フランスのグループが解明した結晶構造は、RNA合成開始の前段階を示唆するものだった。さらに、彼らは、2種の結晶構造を比較することで、RNA合成が行われるためには、大きなコンフォメーションの変化が必須だと予測した。この仮説を証明し、さらにその詳細な機構を明らかにするため、最新の電子直接検出器を備えたクライオ電子顕微鏡を使用することにした。NPを除いた三者複合体で、天然の強いポリメラーゼ活性を持つ試料もタイムリーに筑波大川口敦史博士が精製に成功し、これを使用することにした。本年度10月から代表者が属する研究所で当該クライオ電顕が稼働を始め、代表者は導入・改良・運営・管理を行っているため、有効に利用できたものの、稼働までに時間がかかってしまい、そのデータ取得で当該年度は終了した。一方で、染色を用いた小型汎用電顕による解析で、コンフォメーション変化を示唆する全準備段階的な結果が得られた
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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