研究領域 | 植物の環境感覚:刺激受容から細胞応答まで |
研究課題/領域番号 |
25120715
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山岡 尚平 京都大学, 生命科学研究科, 助教 (00378770)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2014年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2013年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | ミトコンドリア / オルガネラ / イメージング / シロイヌナズナ / ライブ・イメージング / amiRNA |
研究実績の概要 |
本研究では、ミトコンドリア動態の制御因子であるMiro GTPaseのシロイヌナズナのオーソログMIRO1に注目し、その機能を明らかにすることで、植物の個体発生・環境応答におけるミトコンドリア動態の役割の解明を目指す。本年度の研究成果は以下の通りである。 1)MIRO1相互作用タンパク質の探索:Miro GTPaseの植物ミトコンドリアにおける生理機能は明確でない。本研究では、MIRO1の相互作用タンパク質の同定を試みた。まずyeast two-hybrid法によるスクリーニングにより、MIRO1と相互作用するタンパク質の同定を試みたところ、その候補としてミトコンドリア外膜に局在するチャネルであるvoltage-gated anion channel (VDAC)が得られた。この相互作用はGFP-MIRO1融合タンパク質を発現する植物を用いた共免疫沈降においても示唆された。これらのことから、MIRO1はVDACと相互作用することが示唆された。 2)VDACのミトコンドリア形態および植物の発生における寄与: VDACのT-DNA挿入変異体では、ミトコンドリアの形態異常とロゼット葉の早期黄化が見られた。これらの表現型はMIRO1ノックダウン植物でも観察されていることから、両者は同一の経路で機能することが示唆された。以上のことから、MiroはVDACと相互作用することでミトコンドリアの外膜における物質透過性の制御に寄与しており、これらの欠失はミトコンドリアの機能低下と形態異常につながるという可能性が考えられた。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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