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低温感知からPIF4分解までの分子機構の解明

公募研究

研究領域植物の環境感覚:刺激受容から細胞応答まで
研究課題/領域番号 25120729
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関龍谷大学

研究代表者

古本 強  龍谷大学, 文学部, 教授 (30313208)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2014年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2013年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
キーワード大気温度 / シグナル伝達 / 環境感覚 / PIF4 / 温度感受性 / 環境応答
研究実績の概要

環境要素の中でも大気温度は、天候に応じて浮動し、一定値を示さない。植物はこれを積極的に情報化し、季節変動を判定するための要素の一つとしているとされる。また、シロイヌナズナなどの植物は環境温度に応じて形態を変化させることでも知られ、12℃から28℃の比較的マイルドな温度域で温度に応じて徒長性を示す。
本研究では、シロイヌナズナのこの性質を利用し、植物が大気温度を感じて形態変化に結び付けるシグナル伝達機構の有無と、その分子実体の解明を目的とした。
独自の研究および、他の競合グループの先行研究から、転写因子であるPIF4が高温時の徒長性を示す際の「鍵因子」として機能することが明らかにされている。本研究では、恒常的に発現させた外因性のPIF4のタンパク質安定性が、低温環境下で不安定化することを見出した独自知見に端を発している。この発現系統にEMS処理を行い、矮性を示すべき低温環境下に置いて、「徒長してしまう変異系統」を単離した。この原因としては、低温感知からPIF4分解にいたるどこかの過程で変異導入による機能不全が起こり、低温環境に応答できなくなっていることが想定される。
後代変異体の単離と表現型の再現性の確認・解析に加えて、次世代型シークエンサーによるゲノム配列のリシークエンスを行い、原因遺伝子候補の探索を行った。この結果、複数の独立の変異系統で同一遺伝子に変異が認められる遺伝子を見出すことに成功した。今後は、この候補遺伝子が原因であるかどうかを定法の遺伝学的解析により明らかにすることで、低温感知シグナルの一部を明らかにできると考えている。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2014 実績報告書
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (4件) (うち招待講演 3件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 雑草から学ぶ高効率光合成の鍵2015

    • 著者名/発表者名
      古本 強
    • 学会等名
      和歌山バイオサイエンスフォーラム
    • 発表場所
      和歌山県書道資料館
    • 年月日
      2015-02-14
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 植物のクールセンシングー分子遺伝学的アプローチ2015

    • 著者名/発表者名
      古本 強
    • 学会等名
      バイオイメージングフォーラム
    • 発表場所
      基礎生物学研究所
    • 年月日
      2015-01-26 – 2015-01-27
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] C4光合成で見落とされていることー光環境変化への応答性ー2014

    • 著者名/発表者名
      古本 強、宗景 ゆり
    • 学会等名
      日本植物学会
    • 発表場所
      明治大学川崎キャンパス
    • 年月日
      2014-09-12 – 2014-09-14
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] オオムギ遺伝資源からの温度感受不全系統の探索2014

    • 著者名/発表者名
      古本 強、武田 真、佐藤 和広
    • 学会等名
      ストレス科学シンポジウム
    • 発表場所
      倉敷 芸文館
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [図書] 植物科学最前線2015

    • 著者名/発表者名
      古本 強、玉井 鉄宗
    • 総ページ数
      7
    • 出版者
      日本植物学会
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2019-07-29  

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