研究領域 | 細胞シグナリング複合体によるシグナル検知・伝達・応答の構造的基礎 |
研究課題/領域番号 |
25121736
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
伊藤 啓 国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究系, 特任研究員 (10390626)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2014年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2013年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | DNA複製開始因子 / Sld3/Treslin / Sld7/MTBP / X線結晶構造解析 |
研究実績の概要 |
本研究では、DNA複製開始複合体の中核となる活性型ヘリケースを細胞周期に連動して形成させる過程で不可欠な因子、出芽酵母由来の複製開始因子Sld3に着目した構造学的研究を進めている。活性型ヘリケースの必須構成因子であるCdc45の複製開始点への付加過程で不可欠となる「Sld3-Cdc45」複合体と、複製開始点から複製開始フォークを双方向へ正しく進行させるため、複製開始点にて2分子のヘリケース分子を同時に活性化させる仕組みと密接に関与すると想定されている「Sld3-Sld7複合体」とに着目し、それぞれにおいてSld3が果たす役割の解明に必要となる構造学的基盤を構築する事を目的とした。前年度は酵母Sld3とその脊椎動物における機能的ホモログTreslinに共通して保存された領域、Sld3/TreslinドメインがCdc45との結合に必要かつ充分である事を示すと共にその結晶構造を明らかとし、その結合における構造学的基盤を構築した(Itou et al. Structure 2014として発表)。 本年度は、Sld3結合因子であるSld7が、そのN末側領域でSld3とヘテロ2量体を形成し、C末側領域でホモ2量体を形成する事を結晶構造解析法を用いて明らかとした。Sld7は出芽酵母とその近縁種のみに保存された因子であるが、本因子と類似の機能を持つ因子としてヒトにおいてMTBPが近年同定され、DNA複製開始反応でSld7が果たす機能の重要性と普遍性が示されつつある。今回得られた結晶構造から示されたSld3とSld7が形成する高次構造は、複製開始点上に向かい合う向きで結合した2分子のヘリケースコア分子にそれぞれCdc45、GINSをロードする上で合目的なものであり、その高次構造が複製開始点において2分子のヘリケースが同時に活性化される事を保証する機構の一つとして働く可能性を示した(Itou et al. 論文投稿中)。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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