研究領域 | 血管ー神経ワイヤリングにおける相互依存性の成立機構 |
研究課題/領域番号 |
25122714
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
菅田 浩司 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60508597)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2014年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2013年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
|
キーワード | ショウジョウバエ / 血液脳関門 / 遺伝学 / BBB |
研究実績の概要 |
これまでの研究において、ショウジョウバエの強力な遺伝学を用いて血液脳関門(BBB)の形成とその機能維持に必要な遺伝子のスクリーニングを進めてきた。一連のスクリーニングとその後の解析から、候補遺伝子の一つとして進化的に保存された膜タンパク質を見出し、その解析を進めている。 この分子の発現部位、発現開始時期について解析を進めた結果、特徴的なパターンを示すことを見出した。特に中枢神経系において顕著であった。また、この分子の機能欠失型変異体では BBB 形成の最終段階が不完全である可能性を示唆する結果を得た。この表現型は本変異体においてこれまでに全く報告されていない知見である。また、BBB の機能との直接の相関は明確でないが、変異体では一部の細胞のおいて apico-basal の極性に異常を認めることから、今後 BBB の形成、維持との関連について検討を行う。 この分子が制御する下流シグナル伝達機構についても同定を試みており、複数の候補分子に着目している。さらに、目的分子はヒトにおいても BBB の本体である脳内毛細血管の血管内皮細胞で発現することが知られているが、下流候補分子の発現パターンもハエとヒトで良く相関する。ヒト BBB の機能維持においてこれらの一連の分子の機能はほとんど解明されていないことから、本研究から BBB の分子機構を解明する上で前衛的な知見を得られる可能性が高いと考えている。
|
現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|