研究領域 | ゲノムアダプテーションのシステム的理解 |
研究課題/領域番号 |
25125709
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 独立行政法人産業技術総合研究所 (2014) 東京工業大学 (2013) |
研究代表者 |
瀬々 潤 独立行政法人産業技術総合研究所, ゲノム情報研究センター, 研究チーム長 (40361539)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2014年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2013年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 染色体構造異常 / 次世代シーケンサ / クラスタリング / 異常検知 / バイオインフォマティクス / 多重検定補正 / ゲノム構造変異 / 1塩基置換 |
研究実績の概要 |
ゲノム構造(大域的に見た場合のゲノム配列)は安定しているものと考えられてきたが,近年の次世代シーケンサの発展とともに,必ずしも安定せず,非常に変化の大きいものであることが明らかになってきた.種間は言うに及ばず,種内であっても世代を経る毎に,ゲノム構造の変化が起きる頻度が少なくなく,配列の大きな欠落(デリーション)や,逆位(インバージョン)などが,複数箇所起きることが分かってきた.また,これらの変異は,がん細胞でも頻繁に見られることが明らかになっている.これらの変異は,マイクロアレイの一種であり,今まで全ゲノム配列を調査するために利用されてきたSNPアレイやCNVアレイでは検出の難しい物も多く,次世代シーケンサの発展と共に明らかになってきた現象である.一方で,このようなゲノム構造異常の次世代シーケンサからの検出手法は,複数提案されているものの未熟であり,精度の高い手法が存在していなかった.本研究では,この問題に対処し,高感度かつ偽陽性の少ない検出手法を開発した.既存の手法であるBreakDancer,GASV,LUMPYなどに比べて,同等かそれ以上の精度が出ることを擬似データを用いた実験により確認した.特に,複数の構造異常が互いに近くに起こる場合において,他の手法より精度が高いことが確認できた.また,マウスの染色体に構造異常を起こした実験データに適用し,PCRとサンガーシーケンスによる確認をすることで,検出した構造異常が実際に起こっていることを確認した.
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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