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血管網を作る - 内皮細胞の自己組織化現象の実験と理論による解明

公募研究

研究領域ミクロからマクロへ階層を超える秩序形成のロジック
研究課題/領域番号 25127708
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関九州大学

研究代表者

三浦 岳  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10324617)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2014年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2013年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
キーワード血管内皮細胞 / パターン形成 / 数理モデル / 血管形成 / VEGF / 拡散
研究実績の概要

血管内皮細胞がメッシュワークを形成するメカニズムに関して、これまではVEGFの濃度勾配をベースにした走化性モデルや、細胞外基質の変形を基盤としたモデルが提案されてきた。我々は、フィブリンゲル内でのヒト臍帯由来内皮細胞 (HUVECs) のパターン形成ではこのどちらも働いていないことを実験的に検証した。次に、内皮細胞がパターン形成の最中に活発にfilopodiaを伸ばしてランダムな運動をしていることに着目して、細胞がランダムサーチで繋がってメッシュワーク構造を形成するモデルを提唱した。この枠組みは時間ダイナミクスがないシンプルな系だが、既存のパーコレーション理論と関連づけられることが期待される。また、個々の細胞がどの範囲まで探索できるかに関して、細胞質を染色して計測し、deconvolution処理で細胞質の存在範囲を算出した。しかし、現在の方法では非常に細いfilopodiaについては観測できていない可能性があるため、さらなる手法の発展が必要である。
また、フィブリンゲル内でのメッシュワーク形成後、ヒト肺由来線維芽細胞 (LF)と内皮細胞を共培養すると、内皮細胞が管腔を形成し、その中に液体を流せるようになる。このような管腔形成に関しては、先程のランダムコネクションモデルの結果のビットマップ画像を初期状態として、管腔が一定速度で広がっていく形のモデルを作成した。これによって実際の管腔構造と極めて近い形状が数値計算で再現できるようになった。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2014 実績報告書
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2014 2013

すべて 学会発表 (5件) (うち招待講演 2件)

  • [学会発表] Modeling cell-cell interaction and random cell movement in collective migration of MDCK cells2014

    • 著者名/発表者名
      三浦 岳
    • 学会等名
      NIBB conference
    • 発表場所
      岡崎国際会議場
    • 年月日
      2014-11-17
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] Collective migration of lung epithelial cells during branching morphogenesis2014

    • 著者名/発表者名
      三浦 岳
    • 学会等名
      日本生化学会
    • 発表場所
      京都国際会議場
    • 年月日
      2014-10-17
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] Regulation of morphogen diffusion affects spontaneous pattern formation in development2014

    • 著者名/発表者名
      三浦 岳
    • 学会等名
      日本発生生物学会
    • 発表場所
      ウインクあいち
    • 年月日
      2014-05-31
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] 発生現象の数理モデル化とその実験的検証2013

    • 著者名/発表者名
      三浦岳
    • 学会等名
      博多応用数学セミナー
    • 発表場所
      リファレンス駅東ビル
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 発生における自発的パターン形成2013

    • 著者名/発表者名
      三浦岳
    • 学会等名
      細胞システムコロキウム
    • 発表場所
      理研BSI
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2013-05-15   更新日: 2019-07-29  

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