研究領域 | システム的統合理解に基づくがんの先端的診断、治療、予防法の開発 |
研究課題/領域番号 |
25134710
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
石川 冬木 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (30184493)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2014年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2013年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 発がん / ゲノム不安定性 / マウス / ゲノム解析 / ゲノム不安定生 |
研究実績の概要 |
本研究は、DMBA (dimethylbenz(a)anthracene)と TPA (tetradecanoyl–phorbol-acetone)塗布によるマウス背部皮膚発がん系を用いて、同一クローン系列の腫瘍サンプルを経時的に採取し、そのDNAを次世代シーケンシング解析することで、クローン進化過程のDNA変化と腫瘍内集団解析を行うものである。 若林は、皮膚発がん実験と腫瘍サンプリングを担当した。8週齢メスのFVB系統マウス1頭について、パピローマで自然消退したもの、扁平上皮がんまで悪性化したもののパピローマにおける時期と扁平上皮がんの時期の組織、転移がんの4クローンについて経時的に採取した。榊原はそれらからDNAを抽出し皮膚発がんに関連すると思われる計500遺伝子領域(全マウスゲノムの0.062%領域)についてディープシークエンシングを実施した。その結果、発がん段階によって、突然変異の種類およびアレル頻度が大きく異なることが観察された。このことは、同一腫瘍内のゲノム異質性がダイナミックに変化することを示唆する。その原因として、腫瘍細胞集団に作用する内外の淘汰圧によって自然淘汰が生じたクローン性進化を観察している可能性がある。今後、上記の観察の再現性をより多くの腫瘍サンプルについて検討する必要がある。また、個体内腫瘍の細胞数および増殖速度を推定する方法を確立することで、集団としての進化速度を定量化したい。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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