研究領域 | 質感認知の脳神経メカニズムと高度質感情報処理技術の融合的研究 |
研究課題/領域番号 |
25135704
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
酒井 宏 筑波大学, システム情報系, 教授 (80281666)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2014年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2013年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 脳・神経 / 神経科学 / 認知科学 / 感性情報学 / 画像・文章・音声等認識 |
研究実績の概要 |
疎性(sparseness)を制約とした成分分析により推定したBRDF kernel について解析を行った。成分分析(Non-negative Matrix Factorization)によって示された10個程度の kernelの、質感としての反射特性を明らかにし、その表現の物理的・知覚的意味を解析した。これにより,BRDF kernel の線形結合によって質感が表現され得ることを示した。 さらに,質感と3次元形状が同時知覚されているとの仮説を検討した。心理物理実験では,推定したBRDF kernel を基にして,最新のray-tracing 技術(Physically based Rendering: pbrt-v2 )によって刺激を作成した。実験では,単一のBRDF kernel からなる刺激を作成し,これが質感からの3次元形状知覚において順応を示すかどうかを測定した。成分分析で高寄与だったkernelほど,高い順応を示すことが示された。順応時の視線を確認するために視線追跡を実施したが,特定の偏向は観察されなかった。 このように,計算解析および心理物理実験の結果を基に,BRDF kernel の線形結合による質感表現モデルを提案した。さらに,質感と3次元形状を同時推定可能な計算アルゴリズムに立脚した知覚モデルを提案した。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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