研究領域 | 質感認知の脳神経メカニズムと高度質感情報処理技術の融合的研究 |
研究課題/領域番号 |
25135715
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
岡嶋 克典 横浜国立大学, 環境情報研究科(研究院), 准教授 (60377108)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2014年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2013年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 視覚情報処理 / 感性情報学 / 認知科学 / 画像 / シミュレーション工学 / 国際情報交換(西国) / 国際情報交換(英国) |
研究実績の概要 |
自然界には存在しない色に着色した野菜画像でも同じ鮮度感を有することを示し、野菜の色情報が鮮度に影響しないことを示した。また、複数の生鮮野菜画像を同時に呈示して特定鮮度の対象を目標刺激とした視覚探索実験の結果から、鮮度認知が注意過程で処理されることを示した。 肌の質感認知において、透明感・肌年齢・健康感は肌の輝度値によって変化するが、背景明度には影響しないことを示すとともに、照度条件が異なる肌画像刺激を作成・使用して、透明感・好ましさ・白さ感の評価実験を行い、透明感・好ましさ・白さ感の最適色度は照度に依らないこと、またそれぞれの最適色度は異なることを明らかにした。 野菜や肌のような自然物だけでなく、人工物を経年劣化させた画像を人工的に生成し、それら画像刺激を用いて、古さ感と不自然さを評価した結果、ノイズを過度に付加しなければ、不自然さの少ない自然な「古さ感」を与えることができることを示した。また新しい物体の写真に様々な質感効果を組み合わせ、自由に「古い物体」を画像上でシミュレーション可能なアプリケーションを開発した。さらに、平均色度だけでなく、適切なノイズと色分布が「劣化感」に寄与していることを明らかにし、なぜ同じ(平均)色の物体が、古く見えたり新しく感じたりするかを説明可能なモデルを構築した。 食品の見た目の質感をマーカレスでリアルタイムに仮装可能なAR技術を開発し、固形食品や飲料刺激を用いて実験を行い、色度を変えずに輝度分布を変えるだけで食品の質感(例えば「しっとり感」)が変わり、食感や味覚も変化することを示した。マグロ赤身の刺身にトロのテクスチャを貼り付けることで、食品そのものを変えなくても「口どけ」や「脂分」の知覚を増大できることや、ブラックコーヒーをカフェオレやカフェラテの見えに仮装させることで、「ミルク感」や「苦み」の知覚が変化することを実験的に示した。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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