研究領域 | 共進化表現型創発:延長された表現型の分子機構解明 |
研究課題/領域番号 |
25H02413
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鈴木 雅京 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (30360572)
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研究期間 (年度) |
2025-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2025年度)
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配分額 *注記 |
10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2025年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 共生細菌 / スピロプラズマ / 性決定遺伝子 / 生殖隔離 / 種分化反転 |
研究開始時の研究の概要 |
性操作型の共生体は雄殺しや性転換を誘発し、宿主の性比を雌へと偏らせる。宿主の性操作を担うエフェクターが同定された例は数えるほどしかなく、その分子機構の共通性や起源を見いだすためには更なる知見の蓄積を要する。この要請に応えるため、本研究では、応募者が新規に同定したスピロプラズマの雄殺しエフェクターの同定を目指す。一方、本研究では、雄殺し型の共生体は、亜種間雑種の起こりやすい交雑帯において雑種不和合を引き起こし、種と種の混じり合いを防ぐ生殖防壁として働くとの独自の仮説を提案する。この仮説が実証されれば、雄殺し型共生体は、生物多様性を維持する上で生態学的に重要な意義をもつことを明らかにできる。
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