公募研究
学術変革領域研究(A)
我々はシロイヌナズナの根内部に侵入した根瘤線虫が植物の根瘤形成を新規誘導する仕組みや根瘤形成と平行しておこる植物生理操作とそれに続く花成制御という、線虫感染による植物の延長された表現型の分子機構の解析を進めている。これまでにサツマイモネコブセンチュウの5つのエフェクターCLEペプチドを候補を単離し、その植物相同性CLEペプチドも多数同定してきた。cle変異体では植物体が早咲きになり過剰発現体では遅咲きになることから、本研究では、まず第1目標として線虫感染を通してこのペプチドがどのように花成を制御するのか、線虫感染により延長された表現型の分子機構に迫る。