栄養環境変化で誘導される腸管上皮の細胞可塑性を規定するエピコードの解読

• 研究領域: 個体の細胞運命決定を担うクロマチンのエピコードの解読
• 研究課題/領域番号: 25H02543
• 研究種目: 学術変革領域研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 学術変革領域研究区分(Ⅲ)
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 中嶋 悠一朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 准教授 (90782152)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円); 2025年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
• キーワード: 脱分化 / 幹細胞 / 栄養 / 腸管 / ショウジョウバエ

研究開始時の研究の概要

腸管上皮における幹細胞の喪失時や病態において、分化細胞系列は腸幹細胞へと脱分化する可塑性を示すことから、潜在的な細胞可塑性を制御する細胞運命コードの存在が想定されるが、その実体は不明である。本研究では、申請者が見出した「ショウジョウバエ腸管上皮における栄養依存的な脱分化現象」に注目して、腸管上皮の細胞可塑性を規定する細胞運命コードの解読を目指す。さらに、栄養応答としての脱分化を操作することで、脱分化が腸管の恒常性や生理機能、そして生殖や寿命といった個体レベルの表現型に与える影響について明らかにする。