研究領域 | 生命分子システムにおける動的秩序形成と高次機能発現 |
研究課題/領域番号 |
26102542
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
前田 大光 立命館大学, 薬学部, 教授 (80388115)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2014年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | π電子系 / イオン会合 / 電子・光物性 |
研究実績の概要 |
生体関連色素分子の構成ユニットであるピロール環などを適切に組み込んだイオン応答性π電子系分子を合成し、その動的挙動を詳細に検証し、電子・光機能の発現・制御へと展開することを目的として研究を実施した。われわれはアニオン認識能を有するπ電子系レセプター分子をビルディングブロックとして、レセプター-アニオン会合体と適切な対カチオンの共存によって、交互積層や分離配置型積層の寄与を有するカラムナー構造を形成することを明らかにした。このとき、分離配置型の寄与を高めるため、平面状でかつ金属間相互作用を示すカチオン性Pt(II)錯体に注目し、レセプター-アニオン会合体との共存による集合化・規則配置を検討した。イオンペアからなるバルク状集合体は偏光顕微鏡や示差走査熱量測定により中間相(サーモトロピック液晶相)を発現することを見出した。中間相は、放射光XRD測定(SPring-8)や紫外可視吸収スペクトルによって、同一の電荷種からなる積層構造の寄与を有することを明らかにした。さらに、得られた材料の電荷輸送特性を電場誘起時間分解マイクロ波伝導度(FI-TRMC)測定により評価し、両極性型の半導体物性を発現することを見出した(Chem. Commun. 2014)。 一方、らせん状に複数のπ電子系を配置した金属錯体の合成方法を新たに見出し、そのキラル光学特性や温度依存性動的挙動(らせん構造の変化)を検証した(Chem. Lett. 2014)。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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