研究領域 | 天然物ケミカルバイオロジー:分子標的と活性制御 |
研究課題/領域番号 |
26102705
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
杉本 亜砂子 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (80281715)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2015年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2014年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 天然化合物 / 線虫 / 作用機序 / ネオペルトリド / 微小管 / 細胞増殖 |
研究実績の概要 |
本研究では、C. elegans初期胚をモデル系として用いて、細胞増殖抑制活性を持つ天然化合物(+)-ネオペルトリドの作用機序解析を行った。(+)-ネオペルトリドはin vitroでシトクロムbc1複合体活性を阻害することが報告されていたが、これが直接細胞増殖抑制を引き起こしているのかは不明であった。染色体・微小管・中心体を蛍光タンパク質で標識したC. elegans受精卵を(+)-ネオペルトリドで暴露し、その表現型をライブイメージングによって解析した結果、細胞分裂が停止し、紡錘体微小管(とくに、動原体微小管)が過度に伸長することを見出した。阻害剤やRNAiによってシトクロムbc1を阻害しても微小管の過剰伸長は見られなかったことから、(+)-ネオペルトリドの標的はシトクロムbc1にも存在することが示唆された。蛍光標識ネオペルトリド類縁体(東北大・不破らより供与)を線虫胚に導入し、その集積場所を顕微鏡観察によって調べた結果、小胞体に集積することが示された。以上より、(+)-ネオペルトリドは線虫胚において、小胞体に局在する分子を標的とし、微小管の安定化を引き起こしていることが示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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