研究領域 | 天然物ケミカルバイオロジー:分子標的と活性制御 |
研究課題/領域番号 |
26102716
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
占部 大介 東京大学, 薬学研究科(研究院), 講師 (80503515)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2014年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 有機合成化学 / 天然物 / ステロイド / 全合成 / 抗がん活性 / 構造活性相関研究 / ケミカルバイオロジー |
研究実績の概要 |
平成27年度は、既に確立している収束的合成経路に従って、糖を有するカルデノリドとして19-ヒドロキシサルメントゲニンラムノシド、ブリオフィリンCの類縁体となる非天然型ブファジエノリド、C17-エピブリオフィリンCの2つの化合物を合成する事に成功した。具体的には、既に合成を完了している19-ヒドロキシサルメントゲニンから、第一級ヒドロキシ基をブロモベンゾエート、第二級ヒドロキシ基をアセテートとして保護した後、トリクロロアセトイミデートを脱離基として有しヒドロキシ基をベンゾエートとして保護したラムノース誘導体とのグリコシル化により、糖を導入した。その後、全ての保護基を塩基性条件下にて除去し、19-ヒドロキシサルメントゲニンラムノシドを合成した。また、前年度までに確立した方法によりブリオフィリンCの骨格を構築した後、C16-17二重結合を水素添加によって還元した。次いで、ヒドロキシ基の保護基として用いたTBS基を除去し、C17-エピブリオフィリンCを合成した。還元の立体選択性を逆転させてブリオフィリンCを合成する事を目的とし、アンドロステロンから容易に導ける化合物を用いて、モデル研究を行った。既にWisnerらによって報告されている結果を基にして、ピロン等価体であるフランを導入してC16-17二重結合を水素添加したところ、望む立体選択性で反応が進行する事が分かった。これによって、ブリオフィリンCの合成につながる知見を得ることができた。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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