研究領域 | 有機分子触媒による未来型分子変換 |
研究課題/領域番号 |
26105706
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
荒井 孝義 千葉大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80272483)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2015年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2014年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 有機触媒 / 不斉触媒 / アミン / ハロゲン / イミダゾリジン / チオクロマン / 水素結合 / 光学活性 / ヨウ素結合 / 協奏作用 |
研究実績の概要 |
水素結合は、有機触媒が効果的に機能するための基本的な作動原理である。本研究では、ヨウ素などの非金属性元素の近傍に、イミダゾリジンもしくはオキサゾリジン等の水素結合供与能を有する第2級アミンを配置する『協働作用有機触媒』の創製を目指した。 前年度の研究で開発に成功した、ヨウ素の近傍に二つのイミダゾリジン環を配置したBis(imidazolidine) iodobenzene (I-Bidine)を基盤に研究を推進した。ニトロアルケンとチオサリチルアルデヒドの触媒的不斉Michael/Henry反応によるチオクロマンの触媒的不斉合成では、I-Bidineは有効に働き、ニトロ基と水酸基がsynに配置された生成物を中程度の不斉収率で与えた。本年度の研究では、I-Bidineの窒素上のベンジル基のベンゼン環をメシチル基に置き換えた誘導体を用いると、主生成物のanti-体が立体選択的に得られることを見出した。 一方、独自に開発を進めている「固相不斉触媒反応」と「円偏光二色性(CD)検出」を組み合わせる不斉触媒の迅速解析システム「Solid-phase Catalysis/CD-HTS」により高機能第二級不斉有機触媒の探索を行った。その結果、比較的簡単な構造を持つフェニルグリシノール由来の第二級アミノアルコールがN-Bocイミンに対するマロノニトリルの不斉Mannich反応に優れた触媒活性を示すことを見出し、Mannich成績体を77%収率、73% eeで得た。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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