研究領域 | シンクロ型LPSO構造の材料科学 ―次世代軽量構造材料への革新的展開― |
研究課題/領域番号 |
26109717
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
眞山 剛 熊本大学, 大学院先導機構, 准教授 (40333629)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2014年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | 材料力学 / 連続体力学 / 計算力学 / 構造材料 / マグネシウム合金 |
研究実績の概要 |
平成27年度は当初の計画通り予負荷材の試験,加工組織の定量的評価および繰返し負荷解析を実施したことに加えて,当初の予定されていなかった二相材中のLPSO構造におけるキンク帯の発達に関する数値解析も行い,単相および二相の多結晶体におけるキンク挙動に関する理解を深めた.具体的な実施内容は下記のとおりである. 【繰返し負荷試験(実験)】鋳造材に圧縮予負荷または押出予負荷を与えた試料を用いた繰返し負荷試験を実施し,予負荷が後続加工硬化挙動に及ぼす影響を定量的に評価した.LPSO相単相材に加えてLPSO相の体積分率が異なる複数の試料を用いた結果を比較することにより,LPSO構造が加工硬化挙動に及ぼす影響を抽出した. 【加工組織の定量的評価(観察)】光学顕微鏡,SEM/EBSDおよびTEMを用いて予負荷材および繰返し負荷による組織観察を実施し,変形により誘起される帯状組織を定量的に評価した.その結果,予負荷により発達するキンク帯に加えて,繰返し負荷を受けるLPSO相単相材中に発達するキンク帯とは異なる微細帯状組織の存在を確認することができた. 【繰返し負荷解析(数値解析)】平成26年度に得られた実験結果である圧縮-引張り負荷時のキンク帯の不可逆性を表現するために,逆負荷時点でGN転位密度が加工硬化に反映する硬化則を用いて,負荷反転時のキンク挙動をモデル化した. 【二相材中のキンク帯形成解析(数値解析)】α-Mg相とLPSO相からなる二相材の押出過程を想定した等二軸圧縮負荷解析を行い,LPSO相中に発達するキンクモードを含む様々な粒内方位差の発達を数値的に評価した.
|
現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|